中用量ピルは、月経困難性や、不正出血などの症状改善に処方されたり、緊急避妊薬としても使われます。
また、生理日をずらす(月経移動)のにも効果が期待できるため、旅行や海に行く時や、結婚式などの用事や大事なテスト、受験などがある時、生理日を早くしたり遅くすることが可能です。
低用量ピルでも生理日を調整することができますが、ここでは、生理日をずらす(月経移動)時に処方されることが多い中用量ピルについてご紹介します。
そこでこちらの記事では、下記について紹介してきます。
- 中用量ピルとは
- 中用量で月経移動をする方法と飲み方
- 中用量ピルの副作用
- 中用量ピルはどこで売ってる?
- 中用量ピル処方はオンライン診療が便利
これから中用量ピルの処方してもらおうか、検討している方の参考になると幸いです!
中用量ピルとは
中用量ピルは、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と黄体ホルモンの「プロゲステロン」という2種類のホルモンが配合されているお薬です。
低用量ピルに比べて、中用量ピルの方がエストロゲンが多く配合されていて、生理日の移動、月経困難性の改善や、不正出血、無月経の治療に効果が期待ができます。
低用量ピルと比べて、吐き気や頭痛などの副作用が出現しやすいと言われていることがデメリットになります。
中用量で月経移動をする方法と飲み方
➀ずらしたい生理の一つ前の生理が始まってから3~5日目に中用量ピルの服用をスタートします。
⇩
②1日1回1錠を10~14日間服用し、飲むのをやめると数日後に生理がくるため、生理を避けたい日の前には生理が終わった状態となります。
生理を早めた方が、生理を避けたい期間中、副作用がないので安心できるというメリットがあります!
➀ずらしたい生理予定(開始)日の3〜5日前から中用量ピルの服用をスタートします。
⇩
②生理を避けたい日まで服用を続けることで、生理が来ない状態を保つことができます。
飲むのをやめると数日後に生理がきます。
月経移動ピル(中用量ピル)の副作用
月経移動ピル(中用量ピル)を服用した時に副作用が出るという人もいます。
そこで、月経移動で処方されることの多い中用量ピル「プラバノール」の副作用について調べてみました。
発生頻度は以下のようになります。
0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
---|---|---|
肝臓 | 肝機能の異常 | 黄疸等 |
子宮 | 不正出血(破綻出血、点状出血) | 経血量の変化、帯下の増加等 |
乳房 | 乳房緊満感 | 乳房痛等 |
過敏症 | 発疹等 | |
電解質代謝 | 浮腫、体重増加 | |
循環器 | 動悸、血圧上昇等 | |
消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振、胃痛等 | 下痢、腹痛、便秘、口内炎、口渇等 |
精神神経系 | 頭痛、眠気、倦怠感 | めまい、神経過敏等 |
皮膚 | ざ瘡等 | 色素沈着等 |
その他 | 熱感、腰痛、肩こり、冷感 | コンタクトレンズがうまく調節されない等 |
副作用の出現には個人差がありますが、月経移動が目的の場合、服用は1日1錠だけなので、副作用をあまり感じないという方もいるようです。
しかし、副作用が出てしまう人がいるのも事実で、中でも吐き気や嘔吐、頭痛が多いと言われています。
中用量ピルを服用し始めてから、通常2~3日ほど副作用の症状が続くことが多いとのことですが、体が慣れてくると徐々に症状は軽減されてくるようですよ。
吐き気や嘔吐が心配な方は、吐き気止めも一緒に処方してもらえるクリニックもありますので、医師に相談してみて下さいね。
私も月経移動のために中用量ピルを飲んだことがありましたが、吐き気止めを一緒に服用したせいか、副作用は感じなかったです。
また、頻度0.1〜0.2%未満と非常に少ないですが、血が固まって血管を塞いでしまう血栓症発症リスクの増加があります。
下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、すぐに医師に相談してください。
中用量ピルはどこで売ってる?
中用量ピルは医療用医薬品のため、基本的にはクリニックを受診し、処方してもらわないと購入ができません。
処方箋がないと薬局でも購入できませんし、ドラッグストアでも購入はできません。
また、中用量ピルを取り扱っているネット通販がありますが、海外から個人輸入している薬には医薬品ではない偽造品や不純物が混入している粗悪品の可能性もあり、重篤な健康被害などさまざまなリスクを伴います。
通販で個人輸入の中用量ピルを服用して発生した健康被害の場合、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となりますのでご注意くださいね。
中用量ピル処方はオンライン診療が便利
中用量ピルは、月経困難症や不正出血など医師に診断された場合は保険適用となりますので、3割負担で処方してもらえます。
しかし、月経移動をする時に処方される中用量ピルは自由診療となるので、クリニックにより価格が変わってきます。
そうなると、婦人科に行って処方してもらうのと、オンライン診療のクリニックで処方してもらうのに、あまり大きな価格差はないでしょう。
中用量ピルを処方してくれるオンライン診療のクリニックには、以下のようなメリットがありますので、価格に差がないのなら、オンライン診療の方が便利だという方も多いですよ!
- 待ち時間がほとんどない
- 音声での診察もOK
- 当日すぐに診察OK
- 24時間土日祝日も診察してもらえる
- 最短翌日にお届け
- 「中身のわからないプライバシーが守られた梱包」でお届けしてくれる
私もピル処方でオンライン診療を利用していますが、待ち時間がないこと、土日祝日も診察してくれる、音声での診察をしてもらえるところが特に便利だと感じています。
そこで、中用量ピルを処方してくれる、オンライン診療のクリニックを6院比較してみました。
・中用量ピルの価格や診察料など
・お届けのスピードや配送時の表記についてなど
・診療時間や診察方法など
・利用できる年齢など
計13項目で厳選した4クリニックを徹底比較し紹介していますので、中用量ピルの処方を検討している方はぜひ、参考にしてみて下さいね。
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